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  • 2026.8.21

    「フェイシャルパックが、もっと面白くなる。——仙台 クレイパック実践会 レポート」
    「フェイシャルパックが、もっと面白くなる。——仙台 クレイパック実践会 レポート」

    仙台で2日間にわたるクレイ講座を開催しました。すでにクレイを学ばれた方々が集まり、日頃なにげなく行っている「塗る・置く・取る」という動きを、体の仕組みに立ち返って組み立て直していく時間です。


    なぜ、顔なのか

    講座冒頭、講師が説明する仙台会場の様子

    顔は、体の中でもっとも休むことのない場所のひとつです。目のまわりの筋肉は一日中動き続け、その活動のたびに細胞は小さな「ゴミ」を出しています。クレイはそれを静かに回収していく——講座では、クレイを「ゴミ収集車」にたとえて説明されました。美容の枠に収まる話ではなく、細胞の環境を整えるという、もっと根本的な働きです。

    もうひとつの理由は、血管の走り方にあります。体を巡る血液の多くは静脈側にあり、その静脈は動脈よりも肌の表面近くを通っている。だからこそ、顔に適切な厚みでクレイを「置く」だけで、表層を流れる大きな循環に働きかけることができるのだと言います。


    スパチュラは、意識のあらわれ

    竹スパチュラでクレイを塗布する実習の様子

    竹スパチュラを肌に対して垂直に当て、まず密着させる。そこからスッと力を抜いて離す。この「圧をかけて、抜く」という微細な動きの繰り返しが、クレイの働きを引き出していきます。

    そしてもうひとつ、繰り返し強調されたのが道具の状態でした。汚れたらすぐに拭き取る。常に美しいスパチュラでクレイを扱う。道具の状態は、そのまま施術者の意識の状態を映していると先生は話します。

    姿勢もまた、伝わってしまうもの
    脚を組んで座る、腰をひねった無理な体勢で手を伸ばす——そうした体のブレは、手を通じて相手に伝わってしまいます。自分の体が整っていない状態では、どれだけ言葉を尽くしても本当の安らぎは届かない。そんな指摘もありました。


    耳のうしろから、首へ

    顔全体にグリーンイライトのクレイパックを施した様子

    額から鼻、頬、顎へと進んでいく塗布ルート。そのなかで戦略的に重要なのが、耳のうしろから首にかけてのラインです。ここには全身の臓器へとつながる自律神経の起点があり、厚みを持たせたクレイで包み込むことで、体の内側のリズムまで整えていくことができるといいます。

    この日使われたのはグリーンイライト。乾燥を防ぎながら植物の力を添えるために、極限まで薄い「めくりコットン」を挟む方法も紹介されました。ハーブウォーター(イドロラ)で湿らせたコットンを一枚介在させることで、消炎や血流促進の働きを重ねます。ただし厚すぎるとクレイの働きそのものを妨げてしまうため、薄さの選択が絶対条件だと念を押されました。


    なぜ、シートを使わないのか

    参加者同士で相互に施術を行う実習風景

    この日の実習で、もっとも印象に残った問いかけでした。ガーゼやシートを一枚挟めば、拭き取りはずっと楽になる。それでも使わないのは、皮膚の表面で起きているごくわずかな電気的な変化を、クレイと肌が直接触れ合うことでしか生み出せないからです。

    シートを使うのは、あくまで施術する側の都合。クライアントの体に何が起きているかを優先するなら、直接塗布以外の答えはない——この一言に、実習室の空気が引き締まりました。


    クレイが映し出す、顔のサイン

    複数のベッドで同時に実習が進む会場の様子

    パックを外したあとのクレイの状態は、その人の「今」が書き込まれた一枚の記録です。ある場所だけ極端に乾いている、なかなか剥がれない、うっすらと赤みが残っている。そこには体からの小さなサインが表れています。

    ただし、それを断定してはいけない。「最近こういうことはありませんか」と問いかけ、相手自身の気づきへとつなげていく。決めつけではなく対話へ——アセスメントの本質は、そこにあると教わりました。


    手を動かしながら、確かめ合う

    仙台会場で複数の参加者が同時に実習を行う様子

    ベッドが並び、施術する側とされる側を交代しながら進む実習。塗られる側になって初めて、スパチュラのわずかな角度の違いや圧のかけ方が、これほど感触を変えるのかと驚く声が上がりました。理論が体感に変わっていく——そのための時間です。


    ドミニク先生からのコメント

    ドミニク先生

    技術の一つひとつに理由がある。そして、その理由を語れることがプロの条件である——今回も、動作の背景にある考え方まで踏み込んだ指導をいただきました。

    技術は、誠実さのかたち
    「スパチュラの角度ひとつ、クレイを置く力加減ひとつが、相手の体の反応を変えていきます。なんとなく気持ちいい、で終わらせないでほしい」

    次回に向けて
    次回は「循環器系への深化」をテーマに、クレイが血流と生命力にどう関わっていくのかを、さらに掘り下げていく予定です。


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    日程 講座名 場所 申込
    8月28日(金) クレイ美容講座(金曜日コース)
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    全8回
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    8月31日(月) 季節の植物を学ぶ蒸留会(ティーツリー) 高槻本校 申し込む
    9月1日(火) 季節の植物を学ぶ蒸留会(ホーリーバジル蒸留&ジェル作り) 高槻本校 申し込む
    9月7日(月) クレイ入り石鹸作り講座(固形せっけん)
    1回90分
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    9月9日(水) イドロラテラピー講座 4回コース(水曜日コース)
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    10月20日(火) クレイ完全講座(オンライン・火曜日コース)
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    10月20日(火) クレイ美容講座(オンライン・火曜日コース)
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    https://www.aromafrance.net/

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