• 2017.10.18

    アロマフランスのクレイ~クレイと私~
    アロマフランスのクレイ~クレイと私~

    これからこちらのコラムで数回にわたり、アロマフランスのクレイについてご紹介をしていきたいと思います。

    コラムの中では、アロマフランスでクレイを販売している経緯やそのクレイを採掘している人々、地域についてもご紹介していきます。

    まず初めは私・前原ドミニックがクレイを日本でご紹介し始めたときのお話からです。

     

    クレイを日本に

    私がクレイを使い始めて、40年以上になります。
    最初の頃は様々なクレイを試してきました。当時はクレイを試すだけで、そのことについてはあまり知識を持ち合わせていませんでした。
    まだフランスに住んでいるときに最初に使っていたArgiletzクレイは、業界でもパイオニアのような存在のブランドでした。当時そして現在でもフランスで一番知られているクレイです。
    クレイを教えてくれたヴィヴィニ先生のもとで、幅広いクレイの使い方を習っていた際も、そのクレイを使うことによって自分の思い通りの結果を得ることができ、満足して使い続けていました。

    その後来日し、日本ではクレイを購入することができなかったので、個人用にArgiletzクレイをフランスから取り寄せて使っていました。
    日頃からクレイを使っていたので肌の調子や心と体のバランスがとても良いことを友人たちに話をしていると、みんなとても興味を持ってくれたことがきっかけでこの素晴らしい自然の恵みを多くの人に紹介したいと思い、クレイの販売を始めることにしました。
    その当時、私が使っていたクレイが一番良いクレイだと思っていたので、そのクレイを輸入し紹介を始めました。
    しかし、好奇心旺盛な私は数々の疑問が思い浮かんできました。

     

    クレイって何?どう作られているの?

     

    その答えを見つけるために鉱物学、科学、電気学を勉強して、経絡やエネルギーワークと繋げて、だんだんクレイの質やクレイの働きを深く理解していきました。
    その過程で気が付いたのは鉱物学者は鉱物としてしかクレイを研究しておらず、科学者は科学のものとしてしかクレイを見ていなかったのです。
    皆さんは自分の分野でクレイを研究しているにもかかわらず、お互いに情報交換をあまりしていませんでした。
    その結果、体とクレイに対する働きについてはあまり情報を得ることができなかったのです。

    抱いていた疑問を解決するためにクレイの会社に色々なことを聞いてみましたが、こちらでも満足のいく回答は得られませんでした。

    そこで、クレイについてきちんと理解をして私の疑問に答えてくれそうなクレイの採掘者や生産者をフランスにこだわらず世界中で探し始めました。

     

    クレイを探求の旅に

    カナダ、フランス、香港にいるクレイ関係で繋がっている取引先や仲間に声を掛けて、相談に乗ってもらいました。
    その間に粘土鉱物が専門分野の執行先生に鉱物学について学ばせて頂きました。
    日本語で鉱物学や化学を勉強したことによって得た知識のおかげで、既に行っていたクレイテラピー講座の内容も充実させることができました。
    アフリカや南米で活躍しているジェードさんの勉強会に参加して、アフリカやアルゼンチンでのクレイの使い方や使っているクレイの種類を教えてもらいました。
    クレイ関係の仲間からホワイトカオリナイトの採掘業者を紹介してもらい、サンプル取り寄せました。
    その時にホワイトカオリナイトに伴う細かな分析(鉱物の分析、ミネラルの分析、菌やカビの分析、ダイオキシンの残留量など)を送られてビックリしました。
    今まではそういったような分析関係の書類を頂いたことがなかったのです。

    様々な思いが交錯する中、ブルターニュ地方の採掘業者より1トンのホワイトカオリナイトを注文しました。
    フランスから船に乗って、海を渡ってきたクレイは2カ月ほどで日本に到着しました。

    時を同じく、カナダにいるクレイの仲間にグリーンイライトとイエローイライトの採掘者を紹介してもらいました。

    電話とメールでコンタクトを取り合い、自分のこだわりと期待を説明していたら、採掘者の方も私の意見に賛同して下さったので、2011年11月にその採掘業者の鉱山と工場を見学させて頂けることになりました。

     

    この出会いが、今アロマ・フランスがパートナーとしてお取引している、採掘業者のベルナールさんなのです。

     

    このようにして、世界に広がるクレイ仲間との出会いと日々の勉強(フランス語と日本語)のおかげで、クレイのことをよく理解している採掘者に出会うことができました。
    自分のこだわりと期待を説明し、その採掘者と一緒に仕事ができることになりました。
    レッドモンモリオナイト(当時※)とグリーンモンモリオナイトも必要だったので品質の良いものを探してきて頂きました。※その後、レッドイライトに変更
    アロマフランスのクレイの採掘者はクレイの採掘から製品化まで自社工場で行っています。
    しかし一部のクレイについて、地理的及び土壌的要因でクレイを掘ることができない場合、フランス及びヨーロッパよりクレイを探してきて採掘者の自社工場で処理をしています。


    ※2011年11月に訪問をしたシェヌ・デ・ピュイ火山群の麓にあるサン・ポリアン村にあるベルナールさんの採掘工場及び鉱山。案内して下さっているベルナールさんと前原ドミニック。

     

    余談になるのですが、クレイを探している過程で気が付いたことがあります。

    クレイを採掘し製品化する採掘業者が自社でクレイ鉱山を持っていることが非常に少ないこということです。
    しかし、自社の鉱山を持っていないから良質なクレイが採掘できないというわけではありません。
    大切なのは、その採掘業者が取り扱っているクレイをよく理解して適切な方法で処理し製品化をしているか、ということなのです。

     

    採掘業者のパートナーとして

    ここでは大切なパートナーをご紹介しましょう。

    アロマフランスで取り扱うクレイの採掘・製造をされているベルナール・エマニュエルさんは、ご家族で1980年よりクレイを基にした製品の開発販売をしています。
    1990年には高品質のグリーンイライトを採掘できる鉱山を発見しました。
    2000年にはサン・ポリアン村の自社鉱山の麓に製品化の工場を建設し、採掘から製品化までをすべてコントロールされています。

     

    ベルナールさんはフランス第2の都市・リヨンにオフィスを置き、オーヴェルニュ地域圏のシェヌ・デ・ピュイ火山群の麓にあるサン・ポリアン村から数キロメートルに渡りクレイ鉱山と工場があります。グリーンイライトとイエローイライトの鉱山は太陽の光をたくさん浴びる南向きに斜面が面しています。
    オーヴェルニュ地域圏には、日本でもおなじみのミネラルウォーターであるヴォルビックが採水され、豊富に良質な地下水がある環境の良い土壌で良質なクレイが採掘されます。

    ベルナールさんに初めてお会いしたのは2011年11月。当時は採掘されたクレイをコスメの原料として使用を始められたタイミングでした。
    お互いの採掘の知識とクレイテラピーの知識を交換しながら、日本での流通のパートナーとして、一緒に働くことになりました。

    ※複数あるクレイから選び抜いた、2012年から続くアロマフランスの5種類のクレイラインナップ
    途中で、レッドモンモリオナイトからレッドイライトに変更をしております。

     

    採掘者との信頼関係

    2011年のお取引開始より、アロマフランスのスタッフと私は採掘場や工場を訪ねて情報交換をしたりクレイの使い方についてアドバイスをさせて頂いています。
    化粧品の展示会にもパートナーとして2015年と2017年に共同出店をさせて頂きました。
    今年の5月には展示会出展に伴い来日されたベルナールさんを迎えて、アロマフランス認定クレイプロフを対象とした勉強会を開催致しました。
    アロマ・フランスはすべての生産者と直接お取引をさせて頂くことで、相手との信頼関係を築いてきました。
    そのことによって、お互いの情報や価値観を共有しながら、一緒に働いております。
    生産者を大事にしているからこそ、生産者もアロマフランスのことを大事にしてくれます。
    そのおかげで、アロマフランスは誇りを持ってこの素晴らしい商品を皆様に提供することが出来るのです。
    ※ベルナールさんもとても気に入って下さっているアロマ・フランスの代表的なイメージ

     

    アロマ・フランスのクレイの特徴 
    採掘時や工場での取り組み 

    こちらは今度コラムでご紹介していきます。

     

    アロマフランスのクレイはこちらからお買い求めいただけます⇒ アロマフランスのオンラインストア

    アロマフランス
    前原ドミニック

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください