• 2018.5.3

    クレイプロフ フランス研修 ~④蒸留所見学~
    クレイプロフ フランス研修 ~④蒸留所見学~

    クレイプロフのフランス研修、3日目はハーブウォーターや精油の蒸留所をされているクレールさんに会いに行きました。

    クレールさんの蒸留所はオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、ドローム県のディーからほど近い、四方が自然に囲まれた環境にあり、蒸留所の前に自前の畑があります。

    畑では蒸留用のハーブや植物以外にも野菜や果物も栽培しております。

    元々は養蜂も行っていて上質なハチミツも作っていました。

    クレールさんの蒸留に用いるアランビックは120年前に作られたものを修理やメンテナンスを続けて使い続けています。

    蒸留の時間や温度はそれぞれの植物に合わせて調整をされています。

    クレールさん曰く、ハーブウォーターには植物のメッセージが入っているとおっしゃられていました。

    アロマフランスのイドロラ講座でも同様のことをお伝えしておりまして、クレイプロフの皆さんにはクレールさんに会ってお話を聞くことでこのメッセージを感じ取ってほしいと思いました。

    訪ねた日が残念ながら悪天候だったので畑や周りの自然の見学を取りやめて、ネロリのつぼみを蒸留することにしました。

    蒸留するネロリは1㎏だったので大型のアランビックを用いずに、小型のアランビックで蒸留をしました。

    乾燥ネロリ1㎏に対して、水は5倍必要になります。

    乾燥の場合、生のハーブに対して4㎏相当と計算しました。

    火をつけて温度が上がるまで、オーガニックのケータリングランチをいただきました。

    1時間ほどするとちょろちょろとネロリのハーブウォーターが出てきました。

    溜まっていくハーブウォーターの表面にはうっすらと油膜・精油が張っているのが確認できました。

    出来上がったネロリのハーブウォーターは少し落ち着かせてから使えるようになります。

     

    クレールさんの蒸留所兼ご自宅にはこれまで度々訪れました。

    民族植物学者のロハンス先生に連れてきていただいたのが最初の機会です。

    それ以来、アロマフランスのハーブウォーターを作っていただいたり、フランス研修で訪れたり、クレイのセミナーの講師として呼んでいただいたりと本当にいい関係が築かせていただいています。

    クレールさんと話をしているとよくおっしゃられて今回も言われていた『もの作りは、人の助けになるように思いを込めて作ると、その物に思いが伝わる』がいつも心に響きます。

    コピーや模造品じゃないオリジナリティあるものはもちろん、そのもの作りにどのような思いを込めるかということがとても大事だと気づかされる出会いを見つけれたと思います。

    さて、翌日はクレイやヘナを使ったヘアサロンに伺いました。

    クレイプロフ フランス研修 ~⑤天然ヘアサロン~ に続きます。

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