クレイ完全講座の第2回を開催しました。今回のテーマはイエローイライトの理論と、クレイバス(クレイ入浴法)。そして後半はいよいよ実習——イエローイライトを使ったフェイシャルパックを体験していただきました。
「クレイって種類がたくさんあって、どれを使えばいいか分からない」という方にこそ読んでほしい内容です。イエローイライトの特性を知ると、使いどころがぐっと明確になります。
イエローイライトとは
イエローイライトは、グリーンクレイ(グリーンイライト)の下の地層から採れるクレイです。地球の歴史の中でグリーンイライトよりも古い層に存在し、その黄色は酸化した鉄(第二酸化鉄)によるもの。グリーンイライトに含まれる鉄が「還元した鉄」であるのに対し、イエローイライトの鉄はすでに酸化して安定した状態にあります。
この「安定した鉄」という特性が、イエローイライトの穏やかな働きの根拠になっています。グリーンイライトが活動的・積極的なデトックスをするのに対し、イエローイライトはゆっくりと、体に寄り添うように働きます。
pH は8〜9、粒子は2ミクロン以下。これはどのクレイでも共通の基本スペックですが、イエローイライトはその穏やかさから「どのクレイを使えばいいか分からない時の入門クレイ」とも言えます。
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イエローイライトが得意なこと——「疲れ」と「冷え」のクレイ
イエローイライトのキーワードは「疲れ」と「冷え」です。
皮膚の疲れには——くすみ、たるみ、ハリの低下、むくみ。特に季節の変わり目、冬の間に頑張りすぎたお肌が春になって反応しやすくなる時期によく使います。イエローイライトに含まれる酸化鉄が毛細血管の循環を促し、血流を改善することで、疲れたお肌に栄養と酸素を届けます。
体の疲れ・精神的な疲れにも——頭が忙しくて夜眠れない、考えすぎて疲れている、受験や仕事で精神的に消耗している。そんな時にイエローイライトのパックやバスは、副交感神経を優位にさせてリラックスをサポートします。
皮膚炎のケアにも——イエローイライトが特に力を発揮するのが、過敏性皮膚炎やカビ性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)です。皮膚の常在菌バランスが乱れてカビが過剰になっている状態に対して、イエローイライトは穏やかに働きかけます。ただし一回で変わるものではなく、継続的なケアが必要です。
使う部位は主に下半身。腰・太もも・足・骨盤周り・ふくらはぎなどが中心です。毛細血管の循環を促し体を温める働きがあるため、上半身(特に顔)への使用は基本的にNGです(熱が上に集まりやすいため)。ただし、顔のくすみ・たるみのフェイシャルパックとしては、ゆっくりと穏やかに働くため使用できます。
クレイバスとは——お湯にクレイを溶かして入浴する
クレイバスとは、お湯の中にクレイを溶かして入浴する方法です。クレイはマイナスの電荷を持つ物質。水の中に入れることで水全体がマイナスイオン化し、体から出る老廃物(プラス電荷を持つもの)と結びつきやすくなります。その結果、短時間で効率的にデトックスができると言われています。
また、クレイ入りのお湯が体の周波数を整え、リンパや血液の流れをスムーズにする効果も期待できます。
クレイバスには3つの方法があります。
① ハンドバス(手浴)
洗面器に約4リットルのお湯(38〜39℃)を入れ、クレイを34g溶かして手をくるぶしまで浸けます。肩こり・頭がぼんやりしている時・パソコン作業の後などに特に有効。上半身のリラックスにつながり、呼吸が深くなります。ヨーロッパでは伝統的な手当て法として使われてきた方法です。
② フットバス(足浴)
足用の洗面器にお湯(38〜39℃)を入れ、クレイを20g溶かしてくるぶしまで浸けます。足はデトックスの出口。下半身の血液循環を改善し、冷え・むくみ・PMS・婦人科系のケアに有効です。セラピストがクライアントに最初にしてあげる施術として非常に有効で、信頼関係を築く最初の一歩にもなります。
③ 全身浴
浴槽に50gのクレイを溶かして全身で入浴します。お湯の温度は38〜39℃(夜)または40〜41℃(朝)が目安。30分以内が基本で、途中で違和感があればすぐに出てください。静電気が溜まりやすい方、電磁波の多い環境で仕事している方、体全体がくすんでいる・乾燥している方にも向いています。
クレイバスの注意事項
・入浴前後にぬるま湯(水)を飲む
・クレイバスは一人分・一回使い切り(家族で使いまわしNG)
・金属製の容器・道具は使わない
・追い炊きをしない(配管が傷む原因に)
・入浴後はできるだけ早くお湯を流す(特にユニットバス)
・心臓病・不整脈・ペースメーカーの方、薬服用中の高血圧・てんかん・糖尿病の方、妊娠中(安定期前)の方は使用不可
また、お湯の温度についても講座の中で丁寧に説明がありました。冷え性の方ほど熱いお湯に入りたくなりますが、42℃以上の高温は皮膚のセンサーが「危険」と感知して熱をブロックしてしまいます。その結果、体の深部まで温まらず、湯上がり後にかえって冷えを感じることに。冷え性の方には38〜39℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かる方法がおすすめです。
フェイシャルパック実習——半顔比較で効果を実感
講座の後半は、いよいよ実習です。今回はイエローイライトを使ったフェイシャルパックを体験しました。
ポイントは「顔の半分だけ塗る」こと。やった側とやっていない側を自分の顔で比べることで、クレイの効果を視覚的にリアルに体感できます。
イエローイライト60gに水36g(60%)を合わせてペーストを作り、額・目元・鼻・頬・顎と順を追って丁寧に塗布。15分間そのままおいて、スポンジでオフします。
パックをはがした後、参加者の皆さんの反応は「え、こんなに違うの?」という驚きの声ばかり。塗った側の肌はリフトアップし、くすみが取れ、肌のトーンが明らかに違って見えました。たった1回、15分でこれだけ変わると、クレイの可能性を改めて実感できる実習です。
今回のおさらい——イエローイライトのポイント
- グリーンイライトの下の地層から採れる、古い時代のクレイ
- 黄色の正体は酸化した鉄(第二酸化鉄)——安定しているため穏やかに働く
- キーワードは「疲れ」と「冷え」
- くすみ・たるみ・むくみ・過敏性皮膚炎・カビ性皮膚炎に有効
- 使う部位は主に下半身(腰・太もも・足・骨盤周り)
- どのクレイを使えばいいか迷ったときの入門クレイ
- クレイバスは38〜39℃のぬるめのお湯で・一人分一回使い切り
- フットバス20g・ハンドバス34g・全身浴50gが目安の量
Clay Therapy · クレイ講座
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現在申込受付中の講座
| 日程 | 講座名 | 場所 | 申込 |
|---|---|---|---|
| 4月9日(木) | クレイとマタニティケア(木曜コース) 1回180分・初心者向け |
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| 4月10日(金) | クレイとマタニティケア(金曜コース) 1回180分・初心者向け |
オンライン(Zoom) | 申し込む |
| 4月15日(水) | 季節の植物を学ぶ蒸留会(エルダーフラワー) 初心者向け |
高槻本校 | 申し込む |
| 4月21日(火) | 季節の植物を学ぶ蒸留会(ジャーマンカモミール) 初心者向け |
高槻本校 | 申し込む |
| 5月20日(水) | 季節の植物を学ぶ蒸留会(レモンの花) 初心者向け |
高槻本校 | 申し込む |
| 6月10日(水) | クレイ美容講座(オンライン・水曜コース) 全3回・初心者向け |
オンライン(Zoom) | 申し込む |
| 6月10日(水) | クレイ完全講座(オンライン・水曜コース) 全8回・中級者向け |
オンライン(Zoom) | 申し込む |
文責:アロマ・フランス コレッジ
運営:アロマ・フランス株式会社
https://www.aromafrance.net/
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