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BLOG DU COLLÈGEアロマ・フランス
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  • 2026.3.24

    原料から石鹸へ。——クレイ入り固形石鹸作り講座レポート
    原料から石鹸へ。——クレイ入り固形石鹸作り講座レポート





    クレイ入り石鹸作り講座レポート

    3月18日(火)、アロマ・フランス コレッジ高槻本校にてクレイ入り固形石鹸作り講座を開催しました。

    コールドプロセス法(苛性ソーダを使用)で作る本格的な手作り石鹸。材料の選び方から安全な苛性ソーダの扱い方、仕上げのデザインまで、バラバラの原料が石鹸へと変わっていく過程を実習を通して学ぶ、アロマ・フランス人気ナンバーワンの講座です。


    今回の石鹸レシピ

    石鹸生地をかき混ぜている様子

    今回使用した基本レシピは以下のとおりです。

    • オリーブオイル
    • ココナッツオイル
    • シアバター
    • 精製水
    • 苛性ソーダ
    • クレイ(お好みの種類)
    • 精油(お好みの香り)

    各オイルにはそれぞれ役割があります。オリーブオイルは肌なじみのよさの基盤となるオレイン酸を豊富に含み、ココナッツオイルは石鹸の硬さときめ細かい泡立ちを担当。そして今回のポイントがシアバターです。シアバターを加えることで石鹸生地が柔らかくなり、泡が顔や肌によりなじみやすい仕上がりになります。洗浄力を保ちながら、肌への優しさを両立できるのがシアバター入り石鹸の特長です。


    苛性ソーダの安全な扱い方

    コールドプロセス石鹸に欠かせない苛性ソーダは、強い腐食性を持つため取り扱いに注意が必要です。手袋・マスクの着用、十分な換気、水に苛性ソーダを加える順番を守ること——これらを徹底することで、安全に作業できます。万が一皮膚に付着した場合はすぐにお酢で中和してください。


    混合とトレース——石鹸になっていく瞬間

    油脂類を約70℃に温め、苛性ソーダ水(約85℃)と合わせて混ぜていきます。最初はシャバシャバしていた生地が、かき混ぜるうちに少しずつとろみを帯びてきます。

    この状態を「トレース」と呼びます。スプーンですくって落とした跡がしばらく残る——手で混ぜても落ちない程度の固さが目安です。撹拌と休ませを20分ほどのサイクルで繰り返し、鍋底まで均一に混ざったことを確認してから次の工程へ進みます。

    泡はただの飾りではありません。酸素と水を含んで洗浄時の触感と機能を変える大切な要素。しっかり混ぜることが、よい石鹸への第一歩です。


    クレイを石鹸に入れる意味——色付けだけじゃない、吸着の力

    この講座の名前にもある「クレイ入り石鹸」。クレイを入れるのは、色をきれいにするためだけではありません。クレイの本質的な機能は「吸着」です。

    クレイの粒子は非常に微細で、わずか20gでもテニスコート2枚分に相当する表面積を持ちます。この巨大な表面積が、洗浄時に皮脂・汚れ・余分な角質を吸着し、石鹸の泡をきめ細かくします。「少量なのに効果が高い」のがクレイの力です。

    さらに、どのクレイを選ぶかによって石鹸の特性が変わります。肌質・季節・目的に合わせてクレイを選ぶことが、この講座の核心のひとつです。

    クレイ 特性 向いている肌・季節
    モンモリロナイト 吸着力が最も高い 花粉・黄砂の季節、敏感肌
    カオリナイト 穏やかな吸着 普通〜乾燥肌、日常使い
    ホワイトカオリン 白い色合いで上品な仕上がり 敏感肌、明るい色の石鹸を作りたい方

    今回はクレイ20gをレシピに組み込み、参加者それぞれが肌質や好みに合わせてクレイを選びました。二層の石鹸を作る場合は、層ごとに異なるクレイを使って色と機能の違いを出すことも可能です。ただしクレイの種類によっては組み合わせに制限があるため、設計ルールに沿って選ぶことが大切です。

    クレイを石鹸に加えるときのポイント
    クレイはステンレス以外の容器で少量の水と混ぜてから石鹸生地に加えます。直接加えると生地にダマができやすくなるため、あらかじめ溶かしておくのがコツです。


    精油の選び方と、熟成という名の時間

    精油は約30滴(27〜32滴)を目安に、好みと精神的な効果で選びます。石鹸に入れた精油は、完成直後よりも約3週間の熟成を経てから香りが落ち着き、使うたびにふわりと広がるようになります。

    「同じものを使い続けるのはストレスになる。好きな香りでハッピーにしましょう」——自分に合った香りを選ぶことが、石鹸を長く使い続けるための大切なポイントです。

    型入れ後の工程は以下のとおりです。

    • 翌日 ラップを外す
    • 3日後 型から取り出す
    • 1週間後 カット(縮みを見越して少し大きめに)
    • 4〜6週間 網の上で通気乾燥・熟成(途中でひっくり返してムラ防止)
    • 5月頃 いよいよ使用可能に

    「待つことも技術です。乾燥と熟成は、見えないところで仕上がりを磨いてくれる」——2ヶ月後の完成を楽しみに待つ時間も、この講座の醍醐味のひとつです。



    Savon · 石鹸作り講座

    この講座に参加したい方へ——次回は6月開催!

    6月1日(月)・2日(火)の2日間、クレイ入り石鹸作り講座を開催します。
    現在申込受付中の講座は下記よりご確認ください。

    現在申込受付中の講座

    日程 講座名 場所 申込
    6月1日(月) クレイ入り石鹸作り講座(固形せっけん)
    1回90分・初心者向け
    高槻本校 申し込む
    6月1日(火) クレイ入り石鹸作り講座(液体せっけん)
    1回90分・初心者向け
    高槻本校 申し込む
    4月9日(木) クレイとマタニティケア(木曜コース)
    1回180分・初心者向け
    高槻本校 申し込む
    4月10日(金) クレイとマタニティケア(金曜コース)
    1回180分・初心者向け
    オンライン(Zoom) 申し込む
    4月15日(水) 季節の植物を学ぶ蒸留会(エルダーフラワー)
    植物蒸留会・初心者向け
    高槻本校 申し込む
    4月23日(木) 季節の植物を学ぶ蒸留会(ジャーマンカモミール)
    植物蒸留会・初心者向け
    高槻本校 申し込む
    5月20日(水) 季節の植物を学ぶ蒸留会(レモンの花)
    植物蒸留会・初心者向け
    高槻本校 申し込む
    6月3日(水) 季節の植物を学ぶ蒸留会(ベチバー)
    植物蒸留会・初心者向け
    高槻本校 申し込む
    6月10日(水) クレイ美容講座(オンライン・水曜コース)
    全3回・初心者向け
    オンライン(Zoom) 申し込む
    6月10日(水) クレイ完全講座(オンライン・水曜コース)
    全8回・中級者向け
    オンライン(Zoom) 申し込む
    7月6日(月) サロンワークのためのフェイシャルパック技術セミナー(月曜コース)
    高槻本校
    高槻本校 申し込む


    申込受付中の講座一覧


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    文責:アロマ・フランス コレッジ
    運営:アロマ・フランス株式会社
    https://www.aromafrance.net/


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アロマ・フランスのこだわりは生産者が見える商品です。
高品質クレイや化粧水(ハーブウォーター)、精油、キャリアオイルなど当社では信頼の置ける生産者との直接交渉により品質に納得して買い付けを行った商品のみを販売しています。
高槻本校、オンラインストアでお求めいただけます。

クレイテラピースクール【アロマ・フランス コレッジ】