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  • 2018.1.31

    クレイと石けんの関係 ②
    クレイと石けんの関係 ②

    昨日からご紹介をしております、一般社団法人ハンドメイド石けん協会の機関紙、『Soaper’sLife』に寄稿いたしました『クレイと石けんの関係』。

    続きをご紹介させていただきます。

     

    ○クレイと石けんの関係 2○

    粘土はクレイまたは粘土鉱物とも呼ばれますが、その定義は分野により多少異なります。

    ただ一言で言えば、粘土は岩石の侵食、とりわけ水による侵食でできたもので、岩石と水の相互作用の結果です。

    水は優れた溶媒です。粘土は、層構造をなしているため不安定な状態にあり、マイナス電荷を帯びています

    それゆえホコリ、汗、垢、菌、酸化した皮脂、膿といったプラス電荷を帯びた分子を引き寄せます

    粘土の作用としては、吸収、吸着、イオン交換、触媒作用が挙げられますが、私たちに関係があるのは石鹸に入れた場合の吸収、吸着作用でしょう。

    この作用は粘土がプラス電荷を帯びた分子に触れると直ちに起こりますから、肌の表面で行われる作用なのです。

    クレイがその働きを発揮するためには水が必要ですが、pH6から7の精製水が普通用いられます。

    というのも水のpHもクレイの表面電荷に影響をもたらすからです。クレイはいわゆる極性物質ですので、極性を持っている水に入れることで働きがより活発になります。

    油脂は低極性物質ですから油脂に入れるとこうはいきません。

     

    ですから、石鹸のタネに入れる場合はパウダー状のクレイではなく、ペースト状のクレイを入れることがポイントです

     

    混ぜやすいペーストを作るには、加える水の量をクレイによって80%から100%に加減し、クレイ水ではなく液状のペーストにすることが大切です。

    また、クレイの分子は約2~1ミクロンですから、クレイの量は2%から3%に抑えましょう

    それ以上入れてしまうと、クレイに含まれるミネラル分が鹸化に悪い影響を与えます。

     

    クレイの働きを発揮するためには水溶液が必要なのに、石鹸のタネといった油性混合物に混ぜても大丈夫なのだろうか、と疑問に思われるかもしれません。

    それを解く鍵は、クレイは乾燥していても4%から10%の構造水と呼ばれる水分を含んでいる、という事実にあります。

    酸素イオンならびに水素イオンを失ったクレイはもはやクレイではないのです。

    というのもこの二つのイオンがケイ酸の原子とアルミニウムの原子を結びつけてくれるので、クレイになくてはならないものだからです。

    私の得た知識では、石鹸は乾いていても約15%から20%の水分を含んでいるとのことです。

    つまり、クレイの構造水と、クレイをタネにまぜてクレイペーストを作る時に使った水の一部はいつも石鹸の中に存在する、と考えられるわけです。

    水の分子はクレイの働きを損なうことなく、クレイ、正確には水を含んだクレイ、を石鹸から分離します(守る)。しかも石鹸を濡らすと、今度はクレイの分子がすぐに水と結びつきます。石鹸の中に閉じ込められていても、クレイはマイナス電荷を帯びた物質であり続けるのです。

    マイナス電荷を帯びたものであるため、クレイはプラス電荷を帯びた汚れと出会うとすぐに吸着を行います。

    汗、皮脂、垢、ホコリなど、汚れはすべてプラス電荷を帯びていますから、クレイの効果が期待できると考えてもいいでしょう。

    ですから、良質で十分乾燥したクレイを使うことが大切です。

    使用したクレイはよく乾燥させなければなりません。

    また、クレイの保管も大切です。クレイに悪影響を与えますので、密閉できる透明のガラス容器に入れ、金属やステンレス、プラスチックの容器に入れることは避けなければなりません。

     

    良質のクレイは粘土の割合の高いものをいいます

    100%粘土というものは存在しませんが、40%しか粘土分を含まないものと60%含むものの違いは歴然です。きちんとしたクレイメーカー(クレイを採掘する人)はクレイの成分の分析結果を明示しています。例えば、クレイに含まれるいろいろな粘土及び鉱物類の割合やクレイの湿度、pHなどはできるだけ精密に分析され、表示されるべきです。

    純度が低くなると、肌にダメージを与える硬い分子を含む可能性が高くなります。普通、粘土の分子は硬いものではなく、岩石の硬度表では2か3に位置付けられています。実際、石鹸の泡に混ざった粘土の粒子はソフトなスクラブとして活用できます

     

    こちらの続きは、クレイと石けんの関係 ③で続きます。

    アロマ・フランス コレッジ

    校長 前原 ドミニック

    クレイの石けんの関係 ①

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